私が暮らしている佐世保は、本土最西端の市です。
たくさんの島々からなる九十九島、海自や米海軍の基地、そして佐世保バーガーなどで知られています。
かつては炭鉱や造船で栄えた街で、子供のころはアーケードを中心に昼も夜も活気がありました。しかし他の地方都市と同様にゆっくり衰退しつつあり、活気を感じる機会は花火やお祭りなど年に数回、という感じになりました。最近では「転出超過数が全国の市区町村でワースト1位」というなんとも寂しい話題で取り上げられたりしています。Navy起因の米国情緒と日本の黄昏が交わる独特な街だと思います。
佐世保は海だけでなく山もあって、九州自然歩道も通過しているわけですが、ハイカー・ランナーは近隣エリアよりも圧倒的に少ないです。トレイルはなかなかに荒れており、山に入るにはそれなりの準備と少しの気合が要ります。
とはいえ累積標高は稼ぐ為、できるだけ峠道や林道を走るようにしています。
急峻な山域のレースの準備として物足りないこと承知の上ですが、坂を探すまでもないほどに峠道は身近にありますので。

長崎ー佐賀の県境にある栗ノ木峠。湧き水は真冬でも枯れません
メインレース前にがっつり走りたい時にはお隣の佐賀県有田方面へ。県北最高峰である国見山がある山域を跨げば、往復40km・累積1,000m以上は稼げます。中間の栗ノ木峠(九州自然歩道、佐賀県の西端)には湧き水もあり。
国見山から有田方面の林道には急峻な坂道、北は「アジフライの聖地」として売り出し中の松浦へ抜けて北松浦半島ぐるりとか、東に向かい黒髪山地を背に持つ竜門ダム界隈まで足を延ばしたりと、ルートは自在に広がります。

黒髪山麓から国見山方面を望む。秋は紅葉も綺麗です
この界隈でロングをしていると、ふと「今何やってたんだっけ」と我に返る瞬間があります。瞑想というかゾーンに入っていたというか、某おじさんが言う「無限モード」、自動運転するカラダに魂乗ってたみたいな感覚。
ペース、補給や水分のバランスがばっちり重なったタイミングなのか、山中で人にも車にも合わないから集中もできているのか。彩の国前の積み上げ期のロング走では毎回この感覚を得ることが出来ていました。

黒髪山からの風景。最恐低山ぜひご堪能いただきたい
しかしここ最近は全くゾーンに入らない。ずっと体は重いまま。
ジョグだけである程度仕上がっていたのに・・・歳のせいなのか、暑さからの疲れなのか。Geminiに言われるがままにインターバルやってみたり、距離を伸ばしてみたり筋トレの重量上げたりセット数変えたりしてるけど、なんかモヤってスッキリしない。バシッとハマらない感覚。Stravaのフィットネスもゆるやかに下り続けています。
単に暑さに気持ちが負けているのか、走れるだけで丸儲けと現状維持に甘んじているのか、所謂「50歳の壁」が来たのか、などと色々考えてしまいます。街も人も万事は移ろうと受け入れながらも素直に受け入れたくはなく、もがいています。
そんなときに、たまたま見つけたRunnetの記事。「自分を耕して豊かにしてくれる」とは何とも素敵な表現だしお仕事柄からくる言葉だなぁと感動しました。走り続ければこんな人になれるのかしら・・・なれなくても願うのは自由ですね。
兎に角暑い季節がやってまいりました、みなさま無茶はほどほどに、健康第一で。
では、また。

下がり続けるフィットネス。上がる日は来るのか!?
■モノがたり Vol.1 Brooks Launch 11

現在のメインシューズ。長く気に入って履いていたSL2(adidas)の後継がなかなか見つからず、最終的には勘で行き着いた一品です。ミッドソールの素材と厚さが絶妙で、坂ダッシュからトレミ、ロング走までストレスなく走ることができます。
ブルックスは私の足形が合うのか、スレやマメなどまったくの無縁。Launch 12も出ていますが色遣いがシンプルな11が好みでした。
流行りの厚底フワフワ系が苦手な方は是非に。よほど幅広の方じゃなければ合うんじゃないかな。靴としてはEVORIDE SPEED(asics)あたりが近いと思います。取扱店舗が少ない同社製品ですが、隠れた名品だと思うんで見つけたら一度履いてみてもらいたいです。
【2026年出走予定】
9月 サウバ100(100km)
10月 スーパータッタチャレンジ(116km)
12月 IZU TRAIL Journey(70km)
7/29 追記
昨日熊本で地震。愛着のある人や場所の日常が崩れてしまった時に何ができるのだろうかと考えるが、今は自分の日常を守りつつ一日も早い復旧を祈ります。
