はじめまして。森綾香です。
上海と福岡を拠点に、Webの仕事をしながら国内外のトレイルレースを走っています。
この度、7trailsで連載を持たせていただくことになりました。
第1回目の投稿は、プロローグ的な内容から。
プロローグ
今振り返ると、私のランニング人生は、いつも興味や勘違いから始まっています。
「これ面白そう。」
「ちょっとやってみようかな。」
そんな軽い気持ちで始めたことばかりでした。
背が高くなりたくて陸上部へ。
ワインが飲みたくてフルマラソンへ。
「二度とやらない」と思ったトレイルへ。
そして、旅がしたくてUTMBへ。
今思うと、どれも単純な動機(笑)
きっかけ
最初のきっかけは、漫画。
主人公が高跳びをしていて、「高跳びをすれば背が伸びるかも!」と思い込み、
元々入る予定だった美術部ではなく陸上部へ。
陸上部で高跳びをしながら、秋になると駅伝メンバーが足りないとのいうことで
中長距離もやることに。
これが、私の「走る」最初のきっかけ。
大人になってからランを再開したきっかけは、上海マラソン。
上海のシンボル的な橋「南浦大橋」。
普段は歩いて渡れないこの橋を上海マラソンに出場すれば走れる!
しかも翌年からコース変更で、このルートは最後。
「それなら走るしかない。」
そんな軽いノリで会社の同僚とエントリー。
当時は10年以上まともに走っておらず、もちろんハーフマラソンも初めて。
今思えば、よく申し込んだなぁ〜と(笑)。
ワインのための42.195km
「一度走れば十分」と思っていた私が次に惹かれたのは、
友人が参加したメドックマラソン。
ワイン好きの私が、その話を聞いて思ったことは一つ。
「え、それ絶対楽しいじゃん。」
「私も行く!」
その気持ちが勝り、フルマラソン完走を目指してランニングを始めることに。
2016年に念願叶ってメドックマラソンに参加して完走。
リピートしたいくらい楽しかったし、「走るって楽しいかも」と思えたレースでもありました。


トレイルとの出会い
そして次に待っていたのが、中国で初めてのトレイルレース。
…と言っても、参加した理由は走るためじゃなく、
友人の恋を応援するキューピット役。
「体験版」っていうくらいだから、軽く山道を走るイベントみたいなものだと思っていたら…。
待っていたのは本格的な山。
あまりのきつさに、「トレイルランなんて二度とやらない」と本気で思ったのに…。
その後、福岡へ帰省した際にラン仲間に連れて行ってもらったトレイルの宝満山と三郡山。
景色が変わっていく面白さ。
疲れたら歩いてもいい。
すれ違う人と「こんにちは」と挨拶を交わす。
山を下りたら温泉。
そして最後はビール。
あれほど嫌だったはずなのに、
「あれ?トレイルって、思っていたより楽しいかも。」
と印象が変わっていったのでした。
旅がしたかっただけ
ネットでたまたま目にした広告バナー。
“自分の足で3カ国を巡る旅“
「え、そんな旅あるの?」
「走って回る?」
旅好きの私は、レースというより“旅”に惹かれました。
当時は、UTMBが世界最高峰のレースだなんて全く知らず、
「いつか出たい!」
そんなことを言っていました。

小さな興味や勘違いの積み重ねが、
気づけば日本、中国、そして世界の山まで私を連れていってくれて、
UTMBはOCC、CCCを経て昨年UTMBを完走。
中国の山では雪山や4000m超えの高山レースを走り、
気づいたらすっかりトレイルにはまっています。

最後に
この連載では、中国や海外のレースで出会った景色や人、選手として、時にはサポートとして感じたことを綴っていきます。
また、日本ではまだあまり知られていない中国のトレイルの魅力も、紹介していけたらと思っています。この連載が、誰かの新しい「興味」や、小さな勘違いから始まる冒険のきっかけになったらうれしいです。
どうぞよろしくお願いします。
