ましき朝飯(ちょーいい)トレイル

熊本地震から10年。第3回ましき朝飯(ちょーいい)トレイル

2026年10月31日(土)、第3回ましき朝飯(ちょーいい)トレイルを開催します。

エントリーは2026年8月7→14(金)正午よりモシコムにて開始予定です。(熊本地震の影響により1wk遅れでのエントリー開始といたします)

今年は熊本地震から10年、節目の年。私たちはトレイルランニングを通じて、益城町の自然や人の温かさ、そして防災について考える機会を届けたいと思っています。

飯田山、朝来山、そして復興を続ける益城のまちなみを巡りながら、「今のましき」を感じていただければ幸いです。

第2回ましき朝飯トレイルの様子

https://www.iidasan-trail.com/

飯田山トレイル実行委員長の古荘直樹です。

私の故郷である熊本県益城町では、2016年4月14日と16日に震度7の地震が発生しました。

当時の熊本では震度2や3の地震はそれほど珍しいものではありませんでした。そのため、「大きな地震は来ないだろう」と、どこかで油断していたように思います。

最初の地震は4月14日の夜9時過ぎでした。

その日はオーストラリアからホームステイに来ていた女の子が我が家に滞在しており、一緒に庭で花火を楽しんだあと、床に就いたばかりでした。

突然、家全体が大きく揺れ始めました。

立っていることもできず、家具が倒れる音が響く中で、本気で「死ぬかもしれない」と思いました。

二度目の地震は、その二日後の深夜でした。

余震への不安から、私は庭に停めた車の中で寝ていました。

突然始まった激しい縦揺れは、前震とはまったく違う恐ろしさでした。車がひっくり返るのではないかと思うほどの揺れが長く続き、目の前には前震でかろうじて倒壊を免れていた自宅がありました。

揺れ続ける家を見ながら、「もうダメだ」と覚悟したことを今でも覚えています。

しかし幸いにも家は持ちこたえ、家族も無事でした。

命が助かったことに安堵する一方で、それまで当たり前だと思っていた日常が、一瞬で失われてしまうことを痛感しました。

いつでも会えると思っていた人。 いつでも行けると思っていた場所。 いつでもできると思っていたこと。

そのころの様子は、妻が受けたインタビュー記事『日常』P120-123にも掲載されています。興味のある方は、ぜひご覧いただければと思います。

それらは決して当たり前ではないのだと、この地震が教えてくれました。

その後の復旧・復興の日々の中で、私の中には「いつか地元で人が集まり、笑顔になれるイベントをつくりたい」という思いが少しずつ芽生えていきました。

その思いが、後に「飯田山トレイル」、そして「ましき朝飯(ちょーいい)トレイル」へとつながっていくことになります。

前震翌朝の益城町櫛島
本震翌朝の益城町櫛島 前震は持ち堪えた家屋が倒壊
前震直前オーストラリアからの留学生と花火の後