待ちに待った秋
暑い暑い夏がようやく終わり、朝晩が涼しくなってきました。 気づけば10月。福岡マラソンに向けて、マラソンの特異的トレーニングも少しずつ開始しています。基本的に春から夏にかけてはトレイル、秋はトレイルからロードへの移行期で、たまにトレイルレースに出場することもありますが、基本的には山はハイクを楽しむ程度でマラソン練が中心。冬はフルマラソンです。
今シーズンのトレイルレースは、3月の「五ケ山クロストレイル」と7月の「霧島・えびの高原エクストリームトレイル(通称きりえび)」の2本だけ。 今回は、きりえびを振り返りながら、私が大好きな霧島・人吉エリアの温泉とグルメをご紹介したいと思います。
3度目のきりえび

きりえびへの参加は今回で3回目。 2022年のロング、2024年のショートに続いての参戦です。 前回はレース1か月前にコロナに感染してしまい、ほとんど練習できないまま出走して撃沈。今年はそのリベンジです!ただ今回は一部新コースとなり、タイムの比較ができないので、「トップ10入り」が目標です。
3月の五ケ山クロストレイルでは練習できていないわりに4時間切りができ、その後も米の山の峠走で積み上げていき、それなりに準備ができていました。 ところが当日朝温泉水の飲み過ぎか、前日の刺身のせいか、お腹の調子がゆるく、レースでは、最初トレイルのぬかるみで豪快に転倒して足首を少しひねるという、幸先の悪いスタート。 幸いどちらも大きなダメージにはなりませんでしたが、、、

最初のロード区間はトップ集団でいくと、時計をみたらキロ3’40”の文字。慌てて少し落とすも、ペースが速すぎたせいか心拍が高止まり。AS2までは心拍153以下を目安にしたのもあり、走って歩いての繰り返しでした。 それでもAS1はほぼ予定通りの1:09でしたが、AS1からAS2のコース変更の部分が思ったよりパンチがあり、AS2では2:49で予定より19分遅れ。
AS2を過ぎた最後の登りでは、中盤くらいまでは頑張ってプッシュするも、補給(固形物)不足だったのかお腹も空いてしまい、途中から完全に失速。ラストはゆっくりしか走れず、我慢の時間となりました。 結果は11位。 目標のトップ10まであと一歩届きませんでした。泣

ラジオ練でたまに話題になるITRA Performance Indexも595で、密かに目標にしていた600にわずかに届かず(五ケ山も599)。 フルマラソンでも、2024年シーズンはグロスで3:00:11、3:00:49と、悪くない結果ではあるものの、「あと少し」が続いているのは今回も同じでした(笑)。 ただ、 上位陣を調べてみると、フルマラソン2:30~45前後で走る猛者が多いようで、 やっぱり、上位を狙うにはロードでの絶対的な走力が不可欠だということを改めて痛感しました。ただ、2024年とのデータを比較してみると、上下動が小さくなっていて、ランニングエコノミーが上がっているのは地味にうれしいです。ごめんなさい、自己満足な内容でしたw

最後に今年のコース変更に伴い、どの程度タイムが変化したか、AIで2025年と2026年を比較してみました。来年走る方は参考にしてみて下さい。

勝負メシ
さて、ここからがメインです。マラソンやトレイルの本気レース前に、必ず食べるものがあります。 それは鰻です。鹿児島や宮崎へ向かう際は、人吉にある「上村うなぎ屋」によく立ち寄るのですが、今回は残念ながら休業中。 そこで、以前王子から教えてもらった「松田うなぎ屋」に向かいました。 甘めのタレが絶妙で、表面はパリッと香ばしく、中はふっくら。 さらに白焼きが生姜醤油でいただく珍しいスタイルで、これまた美味しい。 レース前のエネルギー補給としてはもちろん、旅の楽しみとしても大満足の一軒でした。

温泉宿
今回は妻と一緒だったので、レース遠征というより、温泉旅行も兼ねて前泊・後泊の2泊3日。まず宿泊したのは霧島の「湯之谷山荘」。 私が霧島で最も好きな温泉宿です。 趣のある木造建築に、異なる泉質を楽しめる三つの浴槽。 奥には熱い硫黄泉、手前には冷たい炭酸泉。そしてその中間には二つの源泉が混ざり合う「合わせ湯」があります。 熱い、冷たいが不均一に混ざり合い、場所によって温度が違う不思議な感覚。 いつまでも浸かっていたくなる名湯です。

食事は地元の食材を丁寧に調理した料理が並びます。どれも美味しいです。

炊事場もあるため自炊も可能で、さまざまな滞在スタイルを楽しめるのも魅力です。
2泊目は球磨川沿いに佇む「人吉旅館」。

国の登録有形文化財にも指定されている老舗旅館。残念ながら、2020年の球磨川氾濫で1階の天井まで浸水する大きな被害を受けたそうですが、翌年から2階フロアから営業再開。いつか泊まってみたい宿でした。やはり、歴史を感じさせる建物の雰囲気や調度品は素晴らしく、部屋もいつもの必要最低限の部屋に比べ、広くて贅沢な場所でした笑


もちろん温泉も気持ちよく、ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉の弱アルカリ性の湯。どこの浴場もレトロな雰囲気で良かった。特に家族風呂の一番小さな湯舟は黒い湯の花があってお気に入りで、レースで疲れた身体と傷んだ肌を優しく包み込んでくれました。


翌日は、ランニングを通じて知り合った友人のおばあちゃんの家でもあるえびのにある原口温泉へ。 こちらの温泉は珍しいモール泉。源泉は熱いため、大きなタンクで一度冷やした温泉と混ぜて温度調整するという純度100%の温泉への強い拘り。“原口のコーヒー湯” と呼ばれて、傷やできものなどにも効果抜群らしいです。

霧島に来たら、ここもいーよ
霧島・えびの周辺は、温泉好きにとっては本当にたまらないエリア。温泉を中心におすすめスポットを紹介します。
♨️新燃荘(霧島)
秘湯感たっぷりの山あいの温泉。 白濁した濃厚な硫黄泉で、とにかくインパクト抜群。「温泉に入った感」をしっかり味わいたい方には外せない一湯です。泉質:単純硫黄泉


♨️田島本館(妙見温泉)
昔ながらの湯治場の雰囲気が残るレトロな温泉。 きず湯、胃腸湯、神経痛湯と三つの源泉がありますが、立ち寄りでは神経痛湯のみ利用可能。温泉好きなら一度は訪れてほしい名湯です。泉質:カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉


♨️湯之元温泉(宮崎県高原町)
高濃度の炭酸泉が楽しめる温泉。 パチパチと泡がまとわりつく冷泉は、アイシング効果と血行促進を同時に感じられ、サウナもあることから、レース後のリカバリーにもとってもおすすめです。泉質:炭酸水素塩冷鉱泉(含二酸化炭素マグネシウム・ナトリウム・カルシウム)


♨️鶴丸温泉(えびの市)
こちらの温泉は原口温泉と同様にコーラのような色、石油のような独特の香りを持つモール泉。 モール泉は植物が堆積した「亜炭層」を通って湧きあがった植物性の有機物を多く含んでいる温泉非常に珍しい泉質。お茶室のにじり口のような入口の露天風呂ではJAZZが流れており、不思議な世界観に浸れます。この近隣には先ほど紹介した原口温泉をはじめ、個性的な激渋な温泉が点在していて湯巡りも楽しいエリアです。泉質:ナトリウム-炭酸水素塩温泉


疲れた身体を回復させるご褒美グルメ
🍴ワタセ食鳥 石坂店
地元で愛される鶏肉専門店。 鳥のたたきやから揚げ、炭火焼きなどがリーズナブルに楽しめます。 旅の途中で立ち寄ると、つい買いすぎてしまうお気に入りのお店です。

🍴名代かつ屋 万さく
鹿児島に来ると無性に黒豚のトンカツを食べたくなることがあります。ただ、霧島から鹿児島市内に行くのはだいぶ遠い。というときに、少し足を伸ばして食べられる美味しいトンカツ屋さんです。いろんな調味料で食べ比べができるのも面白い。


ここいーよ 番外編
シルバーウィークにまた鹿児島へ行き当たりばったりの車中泊の旅でしたが、霧島の温泉と自然を大満喫。その後、さらに南下して志布志、鹿屋エリアがとってもよかったので追加させて下さい。笑
🍴Meals and Grind/Drive Inn
志布志で本格的な南インド料理のミールスが食べられる。センスの良い店内、ケーキも美味しく、素敵なお店です。


🪴Araheam / ☕️Pot a cup of coffee
鹿屋にある植物と生活雑貨のお店と併設されたカフェ。こんなところに?と思う場所にすごくセンスの良いお店。宮崎の埴輪をオマージュした土器の花器や鉢が面白い。地元の食材やお酒、アパレルなど色々揃っている。カフェのコーヒーやデザートも美味しい。



🍴Bee by konomichi
鹿屋にあるビストロ。地元の食材を中心に、在来種の野菜や調理の火加減(調理の温度帯)、熟成に強いこだわりを持たれている。鹿児島大水産学部と魚の旨みを最大限に引き出す独自の熟成技術を開発して賞もとったそう。東京からのUターンで地元の鹿屋で開業されている。コースではなく、アラカルトで気楽に楽しめるのも店主の強いこだわり。2回目でしたがどれも絶品です。


吾平山上陵(あいらさんりょう)
初代天皇の神武天皇の御父君と御母君の陵墓(お墓)だそう。橋を渡ると空気が変わり、とても神秘的で厳かな場所。伊勢神宮に似ていることから「小伊勢」とも言われるみたいで、川で手を清めるところもあり、こちらが本家とのこと。何も知らずにお勧めされて行ったけど、短パンとルナサンダルで行く場所ではなかった。。。



他にも鹿屋には老舗のとんかつ竹亭、古き良き喫茶店のカフェレストランリベラ、無添加かるかんや海軍タルトで有名な薩摩菓子所富久屋、ハムやソーセージが美味しいふくどめ小牧場、以前宿泊したコトブキホテルなど良いところがたくさんあるので、おすすめですよー。
最後になりますが、やっぱり旅ランはやめられません。トレイルや町を走り、 温泉に浸かり、 美味しいものを食べる。 今回はレース結果への悔しさは少し残りましたが、それも含めて旅の思い出になります。 走ることだけが目的ではなく、その土地の文化や食、温泉、人との出会いを楽しめるからこそ、私は旅ランが好きなのだと思います。
それではまた、次の「ここいーよ。」で。
