走ってきました信越五岳トレイルランニング110km。
え?なんでマイルじゃないの?と思ってる貴方!信越五岳トレイルランニングの歴史は110kmが原点ですよ。110kmを走らずして信越五岳を語ることは出来ませんよ!(知らんけど)
飛行機飛ぶんか?
今回単独でエントリーしたんだけど、エントリーリストを見た高校の後輩でもある石井君が連絡をくれて移動と宿泊など共にすることに。一人より二人の方が楽しいし情報共有も出来るので助かった。
が!出発日に台風25号が直撃しそうで、急に慌ただしくなってきた。欠航の可能性も出てきて新幹線の代替案を考えたりと、公共交通機関での遠征のリスクってあるんだなぁと再認識したね。
まあ結局、台風が遅れたこともあり当日午前の便は飛んでくれて無事に現地に行くことができた。朝5時に起きて16時過ぎに着いたのでまあまあ長い移動であった(マジ疲れた)
ラジオ練恐るべし
17時になるとウェルカムパーティがスタート!そんなに食べれないのかと思ってたんだけど、蓋をあけたら豪華な食事がたっぷりと並べられていた。広島勢の面々と駒井さん(東京駅でバッタリ)とテーブルを共にして食べきれないほど食べた。パタゴニアのビールもたくさん用意してあったがなんとなく我慢してノンアルビールにした。
このパーティの間、本当にたくさんの方に声をかけてもらい嬉しかったなあ。ラジオ練すげーなーやっててよかったなー。優勝候補の笠木さんや西村さんなんか普通話せんやん?ほんとラジオ練のおかげっす。石川さん(博己の方ね)あざす!それにしても石川弘樹さんはカッコ良かったね〜

100マイルスタート!
パーティ終了後18:30に100マイルがスタートする。100マイルの選手は僕らが楽しく飯食ってる間、ずっと雨に打たれている。。。この対比はなんとも面白かった。スタート地点に行くと軒先で雨宿りしてるバッテンさんに会った。どうせすぐ濡れるのにしぶとい男である。

18:30花火が上がる!スタートだ!一発だけかと思ってたが結構な数の花火が上がった。ヘッデンの光の列がゲレンデを駆け上がって行く。こんな美しいレースのスタートは見たことがない。気持ちが震えたし、自分もこの舞台に立てるかもしれないと妄想していた。

その後、斑尾高原のペンションにようやくチェックインしたのだが、荷物を抱えて周回バスを待つ間や斑尾高原ホテルでバスを降りてペンションまで歩く間にびちょびちょに濡れてしまった。
いよいよ当日
当日3時に起床。持参したドリップバッグでコーヒーを淹れる。コーヒー飲みながら足首と左膝にテーピングを施す。身支度を終え、4時出発でペンションのお母さんが会場まで車で送ってくれた。これがないと結構面倒な感じだったので本当に助かった。
朝食会場では、おにぎり、サンドイッチ、菓子パン、スープにコーヒーと十分な量の食事が用意されていた。そしていよいよスタートエリアへ。

熊坂までは鼻歌混じりで
「前半、特に熊坂まではウォーミングアップのつもりで鼻歌混じりで走ってくださいね」これは弘樹さんの言葉である。そもそもスロースターターだし、朝の5時半とか身体動かないし、慌てずゆっくりとスタートした。スタート直後の登りで「友納さん!」と声をかけられ振り返ると、まさかの川崎さんであった!僕はほんと幸せ者である。
その後の林道も心拍を140以下に抑えながら14km荒瀬川ウォーターエイドに到着。調子良い、全然余裕である。がしかし!斑尾山の登山口に入るとズルズルのトレイルで大渋滞が起きていた。この規模の大会に出たことがなくここまで渋滞するのは想像していなかった。まあそもそも、もっと走力があればゆっくり走ってももう少し前のゾーンで斑尾山に入れてたのだから、これも実力のうちである。バンフに着いたのは予定より40分遅れていた(349位)
6分でトイレと補給を済ませエイドを出る。少し登って熊坂まで下りだ。今回、このセクションの袴岳山頂がカットされ巻道に変更になっていた。トレイルがズルズルで危険な状態だったようだ。
焦りはなかったんだけど、気持ちよくなってきて熊坂までの下りを良いペースで走ってしまった。下り切ったら少し疲労感を感じてしまった。。。
熊坂エイドでは豆腐にトマト、バナナとたっぷり食べた。ここでもスタッフの方に声をかけてもらった。ラジオ練すごい。おかげで元気出た。トレイルランニング最高じゃない?
ああこれが関川ね(言いたいだけ
熊坂を出ると関川沿いの林道をダラダラと登っていく。ここを走れるかどうかはとても大事だと思っていたが、ずっとは走れなかった。

黒姫に着くと、バッテンさんとペーサーの原田君がいた。いやあ嬉しいね、と思ったが、こんなに早くバッテンさんに会うはずではなかった。話を聞くと補給が取れてないそうだ。力のない表情に心配したが、無駄に元気な原田君がなんとかしてくるだろう。健闘を誓い合い、先に黒姫を出た(248位)

笹ヶ峰までは長い登りの林道があった。ここは歩こうと決めて歩いてると後方から少し騒々しいペアが近づいてきた。100マイルの選手とペーサーだったが、このペーサーが抜群に素晴らしい。他の人も巻き込んで周りを元気にしていた。「信越はこの林道が勝負どころですよ!ずっと歩いてたら時間かかりますよ!」と言って、後ろにつかせてくれた。走って歩いてのリズムも良かったなあ。そうこうしてると、片手にバッグを持って見覚えのある後ろ姿が。近づいてみるとやはりミチタロウ君だった。あまり具合が良くないらしい。ペーサーのヤノケン君とは初対面だったので挨拶を交わし、しばらく3人でパックで走った。いいねえトレイルランニング。
吊り橋の手前の下りでも軽く渋滞しつつ、吊り橋に到着。吊り橋の順番待ちは5分程度だったと思う。そこから少し登って笹ヶ峰に到着(241位)
スペシャルティドリンク
60km笹ヶ峰エイドは110kmのドロップバッグポイントだ。今回問題なければ何も変えずにジェルだけ追加して出るつもりだった。だが、濡れ続けた足が少し心配である。ここで横着すると痛い目を見るかもしれんと思い靴下を脱いだ。案の定ふやけて真っ白である。プロテクトJ1を塗り直し、靴下を変えた。インナーファクトのラミーソックス5本指を履いていたが、レースの途中で5本指靴下に履き替えるのは難儀しそうなので、同じラミーソックスの三又に履き替えた。シューズは2足泥々になるのは嫌だったので変えなかった。
それから笹ヶ峰エイド名物のカレーやコンソメスープを食べた。そしてスペシャルティドリンクとして自分で淹れたコーヒーをステンレスボトルに忍ばせていた。いやあ美味かった(自画自賛)
ここではサポートで来ていた大森さんと100マイルに出場してた水谷さんに会った。少し会話しただけでエネルギーチャージ出来る。ただグダグダしたおかげで15分の予定が30分かかってしまった。

ワンチャンあるかも
笹ヶ峰を出て70km西登山道口までいい感じで走れた。平均ペースもまだ18時間40分くらいは行けるのでは?と希望を持っていた。あ、一応目標タイムは18時間30分でした。少し高めの目標だったけど、その方が頑張れるしね。
76km大橋林道パタゴニアエイドまでの下りの林道はガレていてコース中一番苦手なセクションだった。薄暗くなり始めていたし、グネるのは避けたいのでペースを落とした。エイドでヘッデンを出そうと思ったが、結局途中でザックを下ろしヘッデンを付けた。
大橋林道エイドでは温かい味噌汁が最高だった。2杯食べた。(215位)
89km戸隠スキー場エイドまでは割と水平移動が多かったような(記憶が曖昧になってきた)
途中でタケトニーとペーサーのカナエちゃんに追い付いた。完走は間違いなさそうだ。頑張れ。
戸隠に着くとまずトイレ。今回なぜかやたらおしっこしたくなってほとんどのエイドでトイレに行った。トイレのある建物内で蕎麦が提供されてたので食べた。正直もう少し温かいと嬉しかった(ゴメンナサイ!)寒かったので白湯を飲み、雑炊にバナナ、チップスターなんかを頬張り出発!しようとしたら急にガタガタ震え出した。走り出せば治るのは分かっていたが油断大敵である。ザックを下ろし、防寒で入れていたアンサー4のアルファダイレクトを着込んだ。そしてついでに泥々のトレイルが見にくかったので腰にもライトを付けた。戸隠出発!(181位)
ラスボス!
いよいよラスボス瑪瑙山である。やはりここでペースが落ちてしまった。登山口までのトレイルはズポズポで走れないし、どこまで続くのか分からない急登。。。きっつ!けど高岳よりマシか?なんて思いながら登った。ずっと上の方にヘッデンが見える、そしてそのさらに上には月が輝いていた。山頂に着き、よっしゃと思ったが束の間、なんなんですか?この下りは。すごい斜度をまっすぐ駆け降りなければならなず、そして長い。。。先に言うといてや〜。靴先に当たる爪先の痛みに耐え必死で下りながら「100マイルないわー」と呟いていた。
つい先月、情熱の方が体力より先に切れるかもなんて書いた気がするけど、この瞬間、そんな心配は消し飛んでいた。まだ全然、切れてなかった。
でかい声の主は!
やっと100km飯綱林道口に到着(167位)
やたら存在感のある人いるなーと思ったら広島のゴットハンド森長さんだった。これは嬉しかったね。フィニッシュまでもう少しのとこでほんと元気もらいましたよ!

ここからはほんと必死で走りましたね。もう19時間も切れないのは分かっていたけど、出し切りたかった。一人でも前の選手を追おうと頑張った。とはいえキロ7〜キロ8なんだけど、この区間で13人抜いて154位でフィニッシュした。タイムは19時間24分50秒(普通〜w


こんな深夜帯にも関わらず多くの人でごった返すフィニッシュ会場、盛り上げてくれるDJとレゲエのリズム。やはり凡ランナーとはいえ盛り上げて迎えてくれるのは嬉しいものである。すごいよ信越。
信越五岳トレイルランニングとは何なのか?
これは石川弘樹氏の哲学だと思う。徹底的な選手目線。その想いを共有して動くスタッフの方々。トレイルランニングを通じて、人と人が繋がっていく仕組み作りがなされていると感じた。トレイルランニングの認知度を高め、トレイルランニングが自然に貢献できることを広める。自然への愛、トレイルランニングへの愛、そしてトレイルランニングを楽しむ人々への愛を感じました。今回その中のひとりとして参加できたことを本当に光栄に思う。
石川さんはじめ、スタッフの皆さん、共に走った選手の皆さん、ありがとうございました!
瑪瑙山で「100マイルないわー」と思いましたが、もうすでに心は決まっています。
またお会いできるのを楽しみにしています。

