Ultra-Tanoshi Kyushu Sekiryo
2019年から始めた九州脊梁のトレランツアー、UTKSが来月開催で20回目を迎えることになりました。前回コラムに書きましたが、それまでジョグすらしていなかった私が山を走り始めたのは、2010年の「九州脊梁山脈トレイルランin山都町」に出場したのがきっかけです。若い頃から登山はしていたけど、山を走る楽しさを知り、各地のトレラン大会に参加するようになり、目標としていたUTMFで100マイルレースも完走…でも、山が好きすぎる私にとって、レースでただ山を走り抜けるだけではもったいないと感じるようになりました。特に脊梁の山には四季折々の魅力があり、その手つかずの大自然をじっくりと味わってほしい。仲間と一緒に走って、泊まって、その土地のものを食べて飲んで親睦を深める。脊梁の山を旅するように楽しむ。そんなトレイルランツアーができないか…私の膨らむ妄想を形にしてくれたのが山都町で旅行業をしているECO九州ツーリストの寺崎さんだったのです。


第1回は2泊3日のツアー。他のイベントにはないようなことをしたかったので、大型テントを張って野営しました。脊梁の分水嶺尾根を辿るルートを3日間かけて走り、仲間と寝食を共にしながらの旅は、正に私が求めていたトレランでの脊梁の楽しみ方でした。一年目は春、夏、秋、冬の4回開催し、それぞれの季節の魅力を存分に味わってもらいました。今は春と秋の年2回開催しています。



手つかずの大自然が残る九州脊梁山地は、山が深いために登山口までのアクセスが悪く、縦走するには水や食料の補給、エスケープルートの設定が困難です。トレイルランを楽しむには少しハードルが高いと思われがちな山域ですが、ツアーに参加すれば荷物の回送やエイドの提供もあり、ガイドサポートの案内でトレラン初心者でも安心して脊梁の山を楽しむことができます。
そしてツアーでの楽しみの一つが宿での美味しい食事です。五家荘や椎葉の民宿で出される料理はジビエやヤマメ、山菜などの山の幸がお腹いっぱいに味わえます。これを目当てに参加する方も…
UTKSは走って、食べて、泊まって楽しい♪


ツアーのコース設定には毎回頭を悩ませますが、地図を広げてルートをつないでいく作業は私の一番好きな時間でもあります。
これまでで脊梁の主要ルートはほぼ網羅し、全62座のうち、57座に登頂しました。脊梁62座登頂を目指している方はUTKSに参加するのが一番の近道かもしれません。

20回を目標に続けていけたらなぁ…と思っていたUTKS。続けてきてよかったと思うのが、人と人とのつながりが生まれたこと。ツアーを通じて仲良くなったメンバーがその後も一緒に山に行ったり、別のイベントを立ち上げたり、交流が続いているのを見ると本当に嬉しい。脊梁Loversの輪が広がっています。
そうそう、UTKSで初めて出会った若い2人が最近めでたく結婚しました。脊梁の神がつないだご縁に感謝!ですね。
これだからやめられない…20回が目標だったけど、まだ終われないみたいです。(笑)

