焙煎と稜線|コーヒーを焼き、山を走り、日々を綴る
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クマン100を走ってきた話

想定外に調子が良い!

そもそもなんだが正直なところ完走できるとは思っていなかったんですよね。5月の橘湾岸スーパーマラニックL173で左足の甲を酷く痛めてしまい、それ以降3週間のノーラン生活を送り、ようやくこのレースの3週前に走り始める有様であった。 走り始めても急にそんな質の高い練習ができるわけもなく(もちろん量もこなせない)軽いジョグと油山を歩くくらいだった。治療は続けていて痛みは取れてきていたものの走ると違和感が出るといった状態で、先生にもどこまで耐えられるか分かんないですねぇと言われていた。という感じだったので、足の痛みが再発したら即DNFだなと考えていた。

4周目からは夜間区間に入る。夜は得意だ。圧倒的な夜型人間である(朝が異常に弱いだけ)昼間着けていたアームスリーブを外し、リッジフロー(Tシャツ)からキャプリーンクールウルトラタンクに変更。ヘッドライトは新調したレッドレンザーH8R(25周年モデル)だ。余談だが、このH8Rを製品登録したら25年保証が付いた。いつまで走る気だよw

ヘッデン準備中をおもむろにパシャリ。あの瞬間がこんな格好いい写真になるとは。みついしんたろうさんマジプロフェッショナル!

4周目のラップは4:11。この周までは4時間以内で回りたかったのだがエイドタイムが長くなりがちで貯金を使ってしまった。とはいえ、補給も順調で相変わらずガッツギアとアミノバイタル、エイドのおにぎり、稲荷寿司で間に合っている。足の痛みもなかったのだが、なんとなくシューズを変えようかなと考え、フジライトからトラブーコに履き替えた。そして、さあ5周目!と歩き出したがなんとなくシューズのフィーリングが悪い。嫌な予感がする。変えん方が良いかも、、、少し悩んだが、応援に来ていた高知の塩田さんも「自分は問題ないなら変えませんね〜」と言うので、もう一度フジライトに履き替えた。塩田さんはこのコースのレコードホルダーであるし説得力があった(シラフだったからねw)

5周目のスタートは0時前くらいだっただろうか。深夜帯である。一応持ってきていた骨伝導イヤホンを付けてエイドを出た。深夜のトレイルが好きだ(一人だと怖いけどレースの時は単独でも怖くない)静けさと暗闇を照らすヘッドライトの灯りが集中力を上げてくれる。余計な思考が排除され研ぎ澄まされていく。結局トレイルではイヤホンの電源を付けることはなかった。ロードに出て、折角なので音楽を聴いた。音楽のおかげか(藤井風ね)このロードをテンポ良く走り、なかなか良いペースで戻ってきた。ラップは4:19だったがエイドタイムを除くと楽に4時間切っていたようだ。うーん、案外調子良いぞ。足の痛みが再発しなければ最後まで行けるんじゃないのか?なんとなく完走を意識しだしたのも5周目の終わりだった。

だがそう上手くはいかない。このエイドタイムでもルーティンをこなし、食事を摂ろうとした時だった。急に気分が悪くなってきた。ちょっと固形物を取る気になれず折角の雑炊をお断りしてしまう。低血糖によるふらつきと気分の悪さ、これは普段でもたまに出る症状だった。5周目のロードを頑張りすぎたかもしれない。2〜3分横になり休んだ。すぐにふらつきは治ったが食欲は戻らなかったので、雑炊のスープだけいただき6周目に出た。エイドでの補給が足りてないのは分かっていたので、ジェルを余計に持っていった。地元のパイセンでもある岡村さんの差し入れ「オレは摂取す」だ。これをトレイルの登りの前に流し込み、しばらくするとまた元気が戻った。岡村さんありがとう!と夜明け前のトレイルで感謝した。

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